テレビを消して本を読んだ
次から次へと情報が更新される中にいると
知らず知らずその情報に踊らされ
考えなくてもいい不安を抱くようになる。
テレビを消して本を読んでみた。
自然と心が落ち着き、自分のすべきことが見えてきた。
死なない限り生きているのだ。
生きている限り使命を貫くのみである。
そのことを思い出せた
朝起きると
いろんなことに感謝している自分がいる
こんな経験は今までにない。
今までの当たり前が
決して当たり前ではなかったと気づかされる
すべての人が
幸せになるためなら、経済活動のためなら
どれだけでも電力を使ってもいいという当たり前
その当たり前を
生み出すために原子力発電所は作られた。
僕たちは「こんな危険な状態を作ったのは誰だ!」と人を責める前に
考えなければならないことがたくさんあるような気がする。
「元の状態に戻そう…」
では、ダメだと思う。
元の状態そのものが今回の事故を生んだのだから
今、ひとり一人が自分のこととして考えるとき
新しい日本の第一歩が始まる。
今、多くの命を救うために自分の命を投げ出して戦っている人がいる。
「どうにかならないのか!」「なんとかしろ!」「誰の責任だ!」
という論調ばかりではなく
オリンピックのときのように
「彼らへの応援ファックスを募集しています」
というテレビ局はないのだろうか。
それをやるだけで国民の意識や感情は
きっとまとまるだろう
映像には映ることのない
命をかけた戦いを続けている人のことを思うと
心が震える。